走るねぇ
勢いあるねぇ と言われても実感がない。 走ってるつもりもないしいつも元気でいたいけど、 すべての物事を勢いよくやっているわけではない。 けれど何かスピード感は感じるし、周りからの勢いも感じる。 乗り物に乗って流れる景色を眺めているような感覚。 周りの景色が早く流れている。 それに乗りたい?というか、その景色についていきたいとは思う。 けれど、気持ちだけが焦って足がついて行かずに転んでしまうようなことはしたくない。 想いと足並みが同じ、もしくはほんの少しどちらかがリードしてくれていたらいい。 そのリードは時々反対にもなるべきだ。 東京にいた頃の方が必死に走っていた。 走りながら流れる景色は眺められなかった。 勢いで押し通したりもしていた。 今はなんだか地に足がつかずに、ぶわっと吹き起こる風に身体を運んでもらっているような。 いい風と悪い風とは乗り分けて、進路も間違わぬように。 |