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いつかしっかり取材させてね。

と、今年の五月ごろ始めて会った時に言われた。
それからこの人は、よくよく私の目の前に現れた。
イベント出店、ワークショップ、その度に軽く挨拶し、少し離れたところからカメラを構えてくれていた。
その都度、
いつかしっかり取材させてね。
とまた声をかけてくれた。

SHOW CASEを一週間後に控えた頃、宣伝も含めて取材を申し込まれた。
自分が今やっていることをうまく言葉にできるか不安があって、取材は断っていた。
自分の言葉で発信することが難しくない今、誰かに自分の言葉を加工されることのメリットをあまり感じられないでいた。対応しきれないほどの人が来ても困る。
細く薄い発信であっても、私の情報を拾ってくれた人にしっかり見てもらいたいと。
だけどこの人は私の活動をずっと見てくれていた。
この人にならうまく話せるかな、分かってもらえるかなと思い取材をお願いした。

長い長い取材。

発信のされ方を気にしすぎる私に、情報を公開する前に原稿を送ってくれた。

長い長い文章。

プロに対して、本当に失礼なお願いをした。
文書を1/4に短くし、言葉の表現まで変えてもらった。
何様だ!と怒られることを覚悟でお願いした。
私は今までのことよりも、これからのことを伝えたかったから。
そこは譲れなかった。

丁寧に直し、私の意思を尊重して記事を公開してくれた。

もう足を運んでくれないかも…
と思っていたけれど何回も顔を出してくれた。
それだけではない。
情報を更新してまた記事を公開してくれた。
そして、私が 長すぎる といってお蔵入りになった長い長いオリジナルの記事を紙に出力して、今まで撮り貯めた写真を散りばめて持って来てくれた。

これは、SHOW CASEに足を運んでくださった方にお見せします。


ケンオー・ドットコム 佐藤さん、いつもいつもありがとうございます。