ワークショップのお手伝いをしていただいた方に
ほんの少しだけお礼を包めた。
その用意をしながら
わたしがアパレル業界から初めていただいたお金のことを思い出した。
交通費もお給料もでないけれど と声を掛けてもらった大好きなブランドのexhibitionのエリアスタッフ。
たった二日間、学校の帰りに4時間程度。
でも、夢が叶ったようだった。
最後の日、茶封筒を受け取る お礼です。 と。
封筒の中、レースのリボン結びで留められた綺麗な薄い紙の中に四つ折りの千円札。
そこにいたことをしっかり認められたようでとても嬉しかった。

何度も何度もそっと撫でたレースのリボンを思い出し
一緒に一日過ごしてくれたその人たちを心から感謝した。