最終日 最後の15分 最後のお客さま。
一週間分の想いを溢れさせ先週とは全く違う雰囲気で、勢いよくお店の扉を開けた。

いつになるか
どこになるか
まだまだ未定だけど
いつかきっと
どこかで
必ず自分の小さなお店を開く。
そのお店で着けるエプロンを作って欲しい。

わたしたちはいつかきっと姿を現わす
今はまだ無いお店を想像し
そこにあるエプロンの姿を見た。
しっかり見据えた。

オーダー表を書きながらこの十日間の景色が浮かんだ。
掛けていただいた言葉もメールも蘇った。
企画を立ち上げたその日からの全景が目の前に現れたように胸がいっぱいで顔が上げづらく、丁寧にゆっくり書いた。

軽い足取りを見送るわたしはそこから離れ難く少し足取りを重くした。
それは次の一歩を踏み出す前の ここ という 軸 である 居場所 を確かめる重みでもあると思う。

想いを広く遠くへ巡らせた白の景色。
終わりと始まりと。

場と古い道具 / coil4
古い本 / 真昼造船
エプロン / と イカラシ

ありがとうございました。
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