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洋服作ります、作れないものの方が多いですが。
ポーチとかも作ります。
巾着とか体操着袋とかも。
エプロンも。
衣装を作ったりもします。
お芝居や色々なダンスなど。
忙しそうな時期に呼ばれたりします。
会社や団体、個人の方とか。

14歳のころのとあるきっかけから、ずーっとこの道を、太くなったり細くなったりしながら続けて来ました、布で何か作ること。
楽しいことはほんの少しで、大変なことが多かったけれど、「楽しいこと」の一撃は製作で明け暮れボロボロの心身がぶっ飛ぶほどの快感がありました。
自分が作ったものが強い照明に当たったり、画面や紙面に映ったり、素敵に着こなしてもらえたり。ドーパミンがぶぁっと。
だからやめられないんだな。

今から約2年前、少しの期間ニューヨークのマンハッタンのど真ん中で働き技術的な挫折というか、身の程を知る経験をしました。楽しかったことと大変だったことのギャップが最高でした。
そこで固まった思い「日本で日本人として、日本人に対してモノを作ることの方が私にはとても難しく重要ではないか」そんな思いを抱えて帰国し、自分に何ができるか考えて考えて考えに考えて…
とにかく何か自分で作らなきゃ、誰かに観てもらわなきゃとの思いに取り憑かれ、 何の知識も無いくせにインスタレーションの作品で個展を行うことを決めました。
何ができるのが、不安になるほど向かい合い作品ができあがったときに、
「針と糸を持つこと」
それだけが確信・自信として見つかりました。

布モノ作家と名乗ったりしていますが、布を使って何かを作ること、布のこと、糸のことをもっと考えたり感じたりしてもらえるような発信をすることをコンセプトとして活動しています。

お客様と一緒にものを作ること。
自分で畑に綿を育てること、糸や布になるまでの過程も体験すること。
ワークショップを通して布でものを作ることを気軽に身近に感じてもらうこと。
針を糸を持つことをどのように生活に結びつけられるか。
布や織りからイメージを広げた美術活動をすること。

今のところそんなことを意識しています。
今後増えたり減ったりもするでしょう。

色々なことをやっていて何者か?と思われることが多いですが、自分の内側で探して探して探してやっと見つけた確実に言えること
「針と糸を持つこと」
を通しての仕事や表現をやっています。

出会う人、出会う場所、その時々でカタチを変えます。