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三条市には二.七市、五.十市がある。
お買い物 の一番古い記憶は商店でもスーパーでもなく 市 にある。
わたしは川のこちら側で育ったので 市 と言えば四日町市場の五.十市。
魚屋、八百屋、花屋、豆腐屋、乾物屋、菓子屋、布屋、おもちゃ屋?があったと思う。
市 の日は朝早く祖父母も連れ立って出かけた。市 の人と祖父母の三条弁で交わされる会話が面白くて好きだった。そこには旬があったし、良いものの見方を教えてくれる会話があった。
(帰りは あいでん、フクヤ、まるよし でお肉、乳製品や加工食品などを買い、ジョージアやこよしや(漢字忘れてしまいました)にも寄ったり。今残っているのはあいでんだけですね。)

大きなバイパスが通ったことで近くに大きなお店がどんどんできて 市 は少し遠く不便なものに感じるようになった。
大きなお店は毎日開いていて、冬でもトマトが買えて夏には白菜が買える。
布を買って作らなくても直ぐに服が買える。
市 と お店 をぐるぐる回らなくても一つの場所でなんでも揃う。
とっても便利だな。

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服を作っているけれど、お見せできる機会がとても少なくお客さまからたくさん要望や意見をいただきます。
イベント にしてしまうと準備が大掛かりになってしまうし、毎日お見せできるほどのものは作れないしなにしろ集中して製作が出来なければものは作り出せません。

ということで、イカラシは五十嵐ですし、馴染みの市の日に因んで【五と十の日】に作業場前にて 市 を開こうと思います。
月に数回、少しの商品や手に余らせている材料やハギレを少しのアドバイスとと共に販売いたします。

市 の場所は動かないし、日にちも決まっています。そのときご用意できるものできないものもまちまちです。
少し不便ではありますが、その日その場所にさえ行けば 市 はあるのです。
売り手 と 買い手 の活きた言葉のやり取りがあります。

ご近所の方にも少し遠くの方にもご利用いただけたら嬉しいです。

【 と イカラシ の 市 】
少しの商品と手に余らせているものを販売します。
・場 三条ものづくり学校 100号室前
新潟県三条市桜木町 12-38
0256-34-6700
・時 ときどきお休みしますが毎月五と十のつく日
11:00〜20:00
・しばらくの予定
7/24(日) プレオープン
7/25(月)
7/30(土)
8/5(金)
8/10(水)
8/15(月)

24.25日は商品数が少ないので受注対応になるかと思います。

※24日は三条ものづくり学校にて手しごとの学校開催です。
 (Click!) 
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初めて魔法を使えた瞬間はこんな気持ちなのかもしれない。
もし わたしが魔女だったら。

友人の娘に余ったパーツでイヤリングを作ってあげた。
嬉しくて隅っこに顔を埋めたり、走り回ったり、言葉ではなく溢れた気持ちを表現しきれず
動き回るその子を見て 魔法を使ったみたいだな と思った。
今まで材料箱の隅っこにあったパーツをその場で組み立てただけだけど、
小さな耳にぶら下がって揺れるたび 光るその姿は命を宿したようだった。

本当に簡単な作業だけど、ものをつくる ということに改めて感動した嬉しくてこそばゆい出来事だった。