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初めてのニューヨーク、クィーンズのアパートの屋上からマンハッタンを眺めることができた
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仕事を終えて少し歩くとエンパイアステートビルがひょっこり現れた
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朝ブライアントパークを少し歩いてから仕事へ向かった
大きな大きなかさぶたを無理やり剥がすように離れた場所がある。
仕事を通じて過ごした日々は楽しく、美しく、辛く、時に惨めだった。
楽しい思い出だけならば気軽にいつでもどんな理由でも帰ることができたかもしれない。
そうではない場合、自分自身が納得する理由でなければ容易に帰れない。
初めてその場を訪れることを決めた覚悟とは全く違う不安と決意が滾る。
観光ではなくて必ず仕事で戻ってくると決めた。それがいつになるかわからないけれど、簡単に帰ってくるものか と滞在数ヶ月のうちに感じた全ての感情が湧き立つ中その街を発った。
輝かしい経歴にもなった、けれどその分自分の中に射した影もまた大きかった。

2013年2月。冷たい雨の中、もうすぐ冬の明けるニューヨークを後にした。
誰にも説明しきれない気持ちは飛行機の中、堰を切ったよう流れる涙に変わるしかなかった。

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5/6〜19 までニューヨークに製作滞在しています。
お時間許していただいた方々にその理由と滞在記をお伝えしたく、少しずつの発信ではありますがここに記します。
三年振りのニューヨークでの活動を、過去とこれからを強くしなやかに結ぶものに。